福島原発の汚染水の話ですが、これは原発の置かれた場所の地下水が建屋の地下に流入して燃料デブリに触れて汚染水になることはご存知だと思います。福島大学の柴崎直明教授の調査では東電敷地内に泥岩も含まれた厚さ40メートルの砂の層があることを発見しました。また地下水の量を3次元的に測定して地層の構造との関係を科学的に解明しました(地団研専報61)。
柴崎教授は新聞のインタビューで、東電の地下水対策については独自の解析結果に基づいた批判的見解を示しました。柴崎教授の専門は安全な飲料水の研究ですが、いろいろな分野の専門家と力を合わせて専門知識を原発敷地の実態解明につなげることができたと述べています。
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