主な活動
本会は、平和に関する活動(事業)を行い、また平和に関する活動をおこなおうとする方の支援を行います。今年度は(1)人権の擁護並びに平和の推進を図るためピースフェステイバルに係る広報活動を、(2)まちづくり並びに社会教育の推進を図るため日高市内並びに周辺地域における町おこしや商店街の活性化に係る動画作成や紙芝居などの上演を、(3)日高市内並びに周辺地域における環境保全、野生動物の保護などに係る動画作成や当該活動を実施する団体の活動の動画撮影並びに開示等をそれぞれ行います。
現在、地球上は温暖化に伴う気候変動や里山の森林の伐採、農薬の過剰使用、河川の水質汚染など、環境や野生動物が危機的状況に晒されています。
奥武蔵ピースラボでは、自然豊かである日高市周辺の自然環境や里山や里川に暮らす動物達、昆虫達の生態系を保全し、自然環境を見守って行く活動を実施していくと共に、近隣で活動する環境団体の方々もと手を取り合って、将来、地球上で暮らす子供達に豊かで安全な環境を引き渡す為の活動を実施していきます。
福祉とは、「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉であり、福祉はすべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指しています。日本国憲法は法律によって国や地方機関が福祉社会の実現することを目指しています。憲法の理念は同時に人々の目を弱い立場の人へ向かわせ、援助の力に変えていくことを目指しています。戦争は最大の人権侵害ですが、戦争の記憶を保つことは人間の尊厳や人権が尊重される社会に不可欠の知恵です。奥武蔵ピースラボは日高市民による戦争体験を取材し、その記録をインターネットを通じて市民社会に配信する活動に取り組んでいます。
毎年夏休みに日高市内の小学生を対象に行われていてる
日高市のイベント「ひ・まわり探検隊」に参加しています。
毎年大人気の「高麗川でガサガサ体験」に加え、森のポリネーターの花蜂を増やすために、蜂の宿を作る「ハチ宿作り」、そして、平和教育として「楽しく平和について学ぼう!」を行いました。
社会が自然と共生し、農業や漁業、牧畜などの一次産業が中心だった時代、子どもは親と一緒に暮らし親も子も一体の地域の文化が築かれました。産業革命が起こり大量生産時代に入ると、大人たちは家庭を留守にして外の世界で働き、親と子ども一体の文化は廃れました。一方で子ども文化は教育という社会システムに取り込まれ、戦争勃発後は戦争に巻き込まれていきました。
第二次世界大戦を経て、平和な社会を守ることは私たち大人の責任です。子どもを健やかに育てるには平和の文化が必要です。紙芝居の会は紙芝居を通じて平和な文化づくりに貢献しています。
日高市では「日高市平和都市宣言」の精神を生かした市民平和祭が開催され多くの市民が参加しています。市民の参加を通じて平和都市宣言の精神が徐々に市民の間に広がっています。また市民平和祭の内容も豊かになっています。開催以来、書画、彫刻、写真、生け花、短歌や俳句・詩等の創作品の展示、父や兄の出征時の千人針や日章旗などの遺品展示が。落語、講演、映画、詩の朗読、構成劇、歌ごえ、戦争体験談、紙芝居などの文化行事がおこなわれています。奥武蔵ピースラボは市民平和祭の開催を支援し情報を発信することを通じて市民平和祭に参加しています。