1944年、ドイツ・ハンブルクに生まれる。
1980年、世界連邦運動の西ドイツ支部の議長に就く。関連の国際会議で、湯川秀樹氏の妻、スミ氏の知己をえて、同氏から日本国憲法第9条について教わる。
1992年、ベルリンの日独交流協会からの奨学金を得て来日。「幣原喜重郎と日本国憲法第9条」を研究テーマとして博士論文を準備。
1997年、同論文によってキール大学から博士号を授与される。
以後、埼玉県日高市に在住し、新憲法制定時の首相幣原喜重郎を第9条の発案者とする実証的研究を進めるかたわら、同条をグローバル化するための発信活動に従事。
2017年12月、同市在住の政治学者(故)大森美紀彦氏と市民運動SA9キャンペーンを発足させ、各国在京大使に働きかけるなど、活動を強化。2019年から三年連続でノーベル平和賞にノミネートされる。邦訳『ドイツ人学者から見た日本国憲法』。
日高市ピースフェスティバルで講演予定の歴史家大越哲仁氏はシルヒトマン氏と同じ研究テーマに取り組み、同じ結論に達している。当日、シルヒトマン氏には、大越氏の講演を別の角度から補足していただくことをお願いしている。
政府与党が、依然として、9条を含む日本国憲法の改正を政治日程に載せている今日、わたしたち主権者が判断を誤らないために必要な諸知見を、お二人が与えてくれるものと確信している。