2023年は初めても試み、蜂の宿を作る「ハチ宿を作ってみよう!」を行いました。当初の予定通りにはいかず、苦戦の最中のスタートとなりましたが、蓋を開けてみれば、参加者人数最多で、親御さんまで参加されるという、これまでにはない賑わいがありました。
蜂などの虫に詳しい「虫博士」の子ども達も多く、NPO奥武蔵ピースラボのミツバチや虫のお話を、みなさん熱心に聞いてくださり、さらに良い質問がたくさん出て活気のある時間となりました。
ニホンミツバチは野生の虫です。冬越しをしなければいけません。花のない時期、そして寒い時期なので、冬越し用の餌となる蜂蜜が必要です。最近ブームになっているニホンミツバチの蜂蜜を売っている人たちが、野生として生き残れる分を残して採蜜しているのかはわかりませんが、ニホンミツバチは様々な要因で減少しているのが現状です。
セイヨウミツバチは飼われているので、冬越しはせず、毎年女王蜂を輸入し、家畜なので決まった花のところへ巣箱を設置します。例えば、アカシアだったら明石の咲く時期に、アカシアの咲いているところへ巣箱を設置します。ニホンミツバチは大人しく野生なので、巣箱を移動したら、ニホンミツバチ達は帰る場所を失ってしまいます。このように似ていて見分けも難しいですが、ニホンミツバチの方が大人しく弱いので、どんどん数を減らしているのです。
森のポリネーター(受粉をする)として、ニホンミツバチが森を作ってきました。どんぐりを実らせ、野生動物達の餌を作ってきました。ニホンミツバチの他に、花蜂もポリネーターです。その他受粉を助ける虫達がいないと、森も畑も困ってしまいます。
今回は、そのポリネーターの花蜂の巣を楽しく作るというイベントでした。
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