たまあじさいの会・絵本チーム「くうのなみだ」の原画を絵本作家の武田初芽さんにお借りしました。奥武蔵ピースラボ・紙芝居の会で紙芝居を制作するためです。
絵本を紙芝居にするために、紙芝居用のシナリオを作ります。まだ完成までに時間がかかりそうですが、「くうのなみだ」の紙芝居をたくさんの子どもたちにみてもらえたらと思っています。
先日、たまあじさいの会・絵本チームの方から、素敵なお話を教えていただきました。
⭐️絵本に登場している「くぅ」ってなに?
くぅは、自然界の空気、気体の何かです。おばけなのか精霊なのか。子供が好き、純粋な人が好き、で優しい思いを持っています。
暖かく眺めが良いところが好き。
くぅは、環境に対して順応性が高く、何でも吸収して変化してしまいます。空気以外の物質は吸収して蓄積してしまいます。
話の中で初めは小さく透明なくぅが、煙突の上にいる時間が長ければ、黒く大きくなってしまいます。
子供達が、一緒に遊ぶ事で具合が悪くなって、遊びに来なくなる。
何でかくぅは気付く、黒く大きくなったことが、子供達を苦しめてしまった原因だと。気持ちよかったあの煙突の温かい空気が僕を変えてしまった。大好きな子供に悪いことをしてしまって、どうしようない、思いがくぅを襲いかかり、子供達から遠く遠くに離れるしかなかった。
黒い大きなくぅ自身を前の様に透明で小さな綺麗な姿に戻りたいと必死に考え、また子供達と遊びたい、傍に寄り添いたいと願った。
人の手が入らない綺麗に澄んだ空気の中で、大きく息を吸って吐いて吸って吐いてと、毎日毎日朝も昼も夜も繰り返していった。
子供達も綺麗な澄んだ空気が大切なんだと、
少しだけ、ごめんねの代わりに風のハグをプレゼントしました。
また遊べる日を願い、子供達のそばでずっと見守ってあげていた。
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